武蔵野まりん動物病院ブログ blog

【検査シリーズ】犬・猫のうんち検査~検査が必要なタイミングや方法について~

【検査シリーズ】犬・猫のうんち検査
~検査が必要なタイミングや方法について~

1.はじめに

武蔵野市・三鷹市・小金井市・調布市・西東京市地域の皆様、こんにちは。犬・猫をはじめ、ウサギ・デグー・インコなどの様々なエキゾチックアニマルを診察する「武蔵野まりん動物病院」です。

動物病院でよく行われる検査のひとつに、うんち検査があります。うんち検査は犬や猫に負担をかけずに出来る検査なので健康診断としても行いやすい検査です。

子犬、子猫の時期の健康診断として、また、成犬、成猫になっても下痢をした時などには行います。

今回の記事ではうんち検査が必要なタイミング、院内でどのように検査を行っているかについて獣医師の立場から詳しくご紹介します!

2.うんち検査とは

人と同様に、犬猫にとってもうんちは健康の指標で見た目からも消化器系の機能の評価や異常を推測することが出来ます。

病院で行ううんち検査は、便の中に異常がないかを顕微鏡で観察しさらに詳しく確認する検査です。

主に寄生虫感染の有無を確認するのに有効な検査ですが同時に腸内細菌のバランスなども確認することができ、肉眼では分からない異常を見つけることができます。また、一回のうんち検査では病原体の特定が難しいことがあり複数回行う場合もあります。

うんち検査が必要なタイミングとして当院では以下の通りに実施しています。

・子犬、子猫をお迎えした時

ペットショップやブリーダーなどでたくさんの子犬子猫がいる環境では寄生虫が蔓延しやすくお家にお迎えした時点で感染していることがあります。良いうんちが出ていても健康診断として検査の実施を推奨しています。

・軟便、下痢の時

寄生虫に感染している場合、駆虫薬が必要になるので軟便や下痢など正常ではないうんちが出た場合は寄生虫に感染していないかを含めて顕微鏡で確認した上で治療方針を決めていきます。

3.方法について

うんち検査にはいくつかの方法があります。

◯直接塗抹検査

便をスライドガラスに薄く伸ばし、顕微鏡で観察します。
主に吸虫卵、条虫卵などの虫卵、トリコモナスなどの動く寄生虫、腸内細菌などを確認できます。

◯浮遊法

専用の液にうんちを溶かし寄生虫の卵を浮かび上がらせて検出する方法です。当院では飽和食塩水を使用しています。

主に回虫、コクシジウムなどの小さくて軽い寄生虫卵が検出できます。

これらを組み合わせて検査を行うことで、
より多くの情報が得られます。

4.寄生虫紹介

顕微鏡で観察できる寄生虫や虫卵の一部をご紹介します。
〇マンソン裂頭条虫の卵
(詳しい記事はこちら→【うんちに白い虫?】マンソン裂頭条虫症とは〜症状・診断・治療について〜

〇コクシジウム
(詳しい記事はこちら→【子犬の下痢】コクシジウム症〜症状・診断・治療について〜

〇トリコモナス
(詳しい記事はこちら→【子猫の下痢】トリコモナス症〜症状・診断・治療法について〜

5.まとめ

うんち検査は、体への負担が少ない検査でありながら多くの情報を得ることができます。一度健康チェックとして取り入れていただくことで、病気の早期発見につながります。病院で検査をする際はなるべく新鮮な便を持参していただくと理想的です。

当院でも健康診断としてのうんち検査や消化器症状に関しての診察、治療は可能です。気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

武蔵野まりん動物病院 動物たちと飼い主様が気軽に立ち寄れる、あたたかく居心地のよい地域のかかりつけ動物病院”を目指しています。犬や猫はもちろん、ウサギ・フェレット・ハムスターなどのエキゾチックアニマルにも対応し、一頭一頭のペットに寄り添いながら、飼い主様とご相談のうえ、適した治療とケアをご提案いたします。
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