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ハムスターの外耳炎について 〜耳をかゆがる・頭を振るときに考えられる病気〜

ハムスターの外耳炎について
〜耳をかゆがる・頭を振るときに考えられる病気〜

1.はじめに

武蔵野市・三鷹市・小金井市・調布市・西東京市地域の皆様、こんにちは。犬・猫をはじめ、ウサギ・デグー・インコなどの様々なエキゾチックアニマルを診察する「武蔵野まりん動物病院」です。
ハムスターが耳をしきりに掻いたり、頭を振ったりしている様子を見て、痒いのかな?様子を見ても大丈夫かな?と迷われた経験のある飼い主様はいらっしゃるのではないでしょうか。

ハムスターは体調不良を隠してしまう動物で、体も小さいため変化が分かりにくいこともあります。しかし外耳炎は小さなきっかけから徐々に進行してしまう可能性があるので注意が必要な病気のひとつです。

この記事では、ハムスターの外耳炎の診断や治療に関して獣医師の立場から分かりやすく解説します。

2.外耳炎とは

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜までの「外耳」に炎症が起きている状態を指します。
犬でみられることの多い疾患ですがハムスターでも、主に細菌などが原因となり、外耳炎を起こすことがあり痒みを引き起こします。

ハムスターの耳は小さく、皮膚も薄いため、一度炎症が起きると皮膚が赤くなったり何度も掻くことにより出血しやすいなどの特徴があります。

ハムスターの外耳炎には、いくつかの原因が考えられます。

細菌感染:耳の中に常在している菌が、体調不良や免疫力の低下をきっかけに異常増殖することで炎症が起こります。耳道周囲に腫瘤が発生しそれに伴い外耳炎がみられることもあります。

外傷:ケージ内の器具や、同居の子との接触による小さな傷から、感染が起こることもあります。

基礎疾患・体力低下:基礎疾患や高齢などが背景にある場合、外耳炎を繰り返すこともあります。
耳を頻繁に掻く、頭を振るしぐさが増える、耳の周りが赤くなる、などの様子が見られる場合、外耳炎の可能性があります。
また、中耳炎や耳の近くの耳下腺に炎症が起こる耳下腺炎などがきっかけで耳を掻くことにより炎症が起こり外耳炎を併発することもあります。

3.診断と治療

<診断>

外耳炎が疑われる場合は耳の中の状態を確認します。分泌物がある場合は採取して顕微鏡での観察を行い原因を調べます。

球菌や白血球などが観察できることがあります。

また、耳を掻く際に顔周りや目を傷つけてしまうことがあるので他の症状が無いかも一緒に確認します。ハムスターは体が小さいため、無理な処置は行わず、状態に合わせた検査が重要です。

<治療>

治療は原因に応じて行います。膿がみられる場合は生理食塩水などで耳の洗浄を行うことがあります。

基本的には抗菌薬を含む点耳薬を使用したり、抗生物質の飲み薬などを使用します。

4.まとめ

ハムスターの外耳炎は、早期に治療を始めれば改善が期待できる病気です。

一方で、様子を見ている間に、症状が悪化してしまうこともあります。気になる症状があれば、早めに動物病院へご相談ください。
当院でもハムスターの診察は可能です。

些細なことでもお気軽にいらっしゃってください。

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